チモシーを食べてくれない時
チモシーの必要性
モルモットの主食は牧草(チモシー)です。
「よく食べるし元は牧草だからペレットでいいか!」という考えは、危険ですのでどっかの川にでも流して綺麗さっぱり忘れて下さい。
チモシーの中には沢山の食物繊維が含まれておりそれらがモルちゃんのお腹の中にいる腸内細菌のご飯となり、モルちゃんの健康が維持されています。
他にもチモシーを食べる際にモルちゃんは、モゴモゴと口を動かしています、このモゴモゴで歯の長さを一定の長さに保っています。
チモシー(牧草)を食べてくれないと、腸の動きが悪くなったり不正咬合の原因になったりするのでチモシーを食べてくれない場合はなるべく早い段階で対策をする必要があります。
チモシーを食べ過ぎてもデメリットは一切ありません。
むしろメリットしかありませんのでご自宅のモルちゃんがアホみたいな量のチモシーを食べているのであればそれはとても素晴らしい事です。
家庭内チモシー消費量No1のモルちゃんは、是非とも褒めちぎって撫でまくって表彰台を作って賞状をあげて、おだてまくってその調子でチモシーを食べ続けて貰いましょう!
チモシーを食べない原因
今までバクバクのモシャモシャだったのに突然と食べなくなる何て事もあります。
チモシーを食べないor食べが悪い原因は色々あります、今回紹介していること以外にも原因はあるので心配な事があれば、なるべく早い内に獣医さんに診て貰いましょう!
文字だけの紹介だと書いていても何か面白くないし見ていてもつまらないと思うのでので少しでもの賑やかしとして↓のモル達も登場させます。
チモシーが不味い
チモシーにも色々な種類がありますしメーカー毎に違いもあります。
「所詮牧草なんだから、どれ買ったって対して違わないでしょ!」いいえ全く違います。
刈り取ったタイミングで1番刈り・2番刈り・3番刈り、袋詰めの場合は圧縮率でシングルプレス・ダブルプレス、加えてチモシーのグレードでプレミアムホース・プレミアム・No1・No2などあります。
基本的に価格が高い物は、グレードが高く高品質で香りも良く穂や葉も沢山入っていて食いつきが良い物が多いです。
逆に価格が低めの物は香りが弱く、茎の割合が多めで食いつきがあまりよろしくない物が多いです。
お同じチモシーでも500円の物と1000円の物といった感じで価格の違いがあるのはこういった理由があるからです。
※人間が少しかじってみて青臭くてビックリするほど不味い物ほどモル達はよく食べる傾向があります。逆に味が薄く何とか食えるという物はモル達からの人気がありません。
チモシーならば何でも食べる!
不味いかどうかは知ったこっちゃない!腹に入れば皆同じ!
取り合えず一度ちょっとお高めのチモシーをあげて食べるか見てみよう!
それで食べたらそういう事だ!
お腹がいっぱい
ペレットやおやつを可愛いからと沢山あげている場合は規定量を確認して守ってあげるようにして下さい。
モルちゃん達の大多数は、基本的にチモシーよりもペレットの方が美味しいらしくペレットがあればそちらばかり食べてしまいます。
ペレットの袋にはしっかりと「体重の〇%or1日〇〇グラムをあげるように」と書かれているはずですのでその量を守ってあげるようにして下さい。
おやつもしっかりと決めた量だけをあげるようにして、いくら膝に乗ってきて甘えて来ても心を鬼にして我慢してもらうようにしましょう。
おやつの量はモルちゃんが一日に食べる総量の2%くらいの量を目安に与えるようにして下さい。
特におやつのあげすぎは肥満の原因にもなるので与えすぎには注意が必要です。
チモシーは別腹!
何人も吾輩の腹に入るチモシーを止める事は出来ぬ!
ペレットは、しっかりと規定量分だけあげるようにしてチモシーを食べるか様子を見よう!
硬い
チモシーにも種類があり中でも「1番刈りシングルプレス」は随一の硬度を誇ります。
まだ赤ちゃんの子やジジババモルではこの硬さに負けてしまう事があり硬くて食べれない!何て場合もあります。
アルファルファからチモシーに切り替える時や、高齢でチモシーを食べる量が減って来たモルには2番刈りのチモシーを試してみて下さい。
老モルで2番刈りも3番刈りも食べが悪いという時は、アルファルファで出来たミルキューを砕いて散らしてあげると香りにつられて食べが良くなることがあります。
基本的に1番刈り>2番刈り>3番刈りの順で栄養素が豊富なので、食べれるうちはなるべく若い番手の物を食べて貰う様にして下さい。
たまに人間目線で見てもアホみたいに硬いチモシーが紛れ込んでいる時があるのでそういった物は、チモシー補充のタイミングで気づき次第除去してあげて下さい。
硬かろうが柔らかかろうがチモシーに偽りなし!
自慢の歯に掛かれば大木も小枝の如し!
シングルプレスよりダブルプレスの方が柔らかめで食べやすい!
ジジババモルやベビモルの場合だったら2番刈りや3番刈りを試してみてもいいかもね!
食べにくい
チモシー自体には全く問題が無いにもかかわらず食べが悪い場合は、フィーダーを変えてみるのも一つの手です。
オシャレでカワイイ!が売り文句のタイプの物は大体モルちゃんが食べにくい物が多いです。
特にAmazonで令和最新版!とても食べて太る!みたいな明らかに中国製のちゃちい物は、見た目だけ良さそうですが鈴が付いてたりしてフィーダーとして0点の物が多いので注意して下さい。
チモシーをドカッと入れてご自由にどうぞというタイプの物であれば、まず食べにくいという事は無いです。
このタイプでも食べにくそうにしている場合は、フィーダーの付けている高さを少し下げてみて下さい。
逆に柵の様な物でチモシーを押さえつけるタイプのフィーダーで食べにくそうにしている場合は柵無しの物に変えてみて下さい。
※床に落ちているチモシーはとても良く食べる・補充する際に落ちた物を凄い勢いで食べにくるなどフィーダー以外の所でバクバク食べるこんな時は、フィーダーを変えてみるのも考えてみて下さい。
フィーダーが邪魔ならフィーダーを壊せばいいんじゃないか?
僕にしてみればこれしきの事問題では無い。
見た目の可愛よりも食べやすそうかどうかでフィーダーを選ぼう!
これなら低床・柵無しで最も食べやすいフィーダーのはず!
※管理人個人の意見です
歯や口の中に異常がある
口の中に何かしらの異常がある場合は、食べが悪くなります。
よだれが出ていたりチモシーを全く食べないという状況は、非常に危険です早い内に獣医さんで診て貰って下さい。
チモシーの匂いは嗅ぎに来る・食べようとして諦める・口入れてもモゴモゴしてるだけで食べれていない等の場合は一度獣医さんで口の中をチェックしてもらう事をお勧めします。
不正咬合の代表的な症状ですが、他の病気の可能性もあるのでどちらにせよ一度獣医さんに診て貰う必要があります。
チモシーをしっかり食べていれば立派なウンチがケージ内の床にゴロゴロ落ちているはずです、ウンチがしっかりとした形で出ているかどうかも毎日チェックしてあげて下さい。
顎に穴が開いてからが本番だ!
と言いたいけれどこればっかりは、一度お医者さんに診て貰いたい...
不正咬合の代表的な症状の一つです!
早い内に獣医さんに診て貰い適切な処置を受けさせてあげて下さい。
環境に慣れていない
基本的にモルちゃんは臆病でちょっとしたことがストレスになってしまいます。
そんな歩く薄氷の様な動物なので飼育環境のちょっとした変化もしっかりと感じ取ります。
お迎えした直後やケージの場所を移動した等、飼育環境に変化が生じた事が原因で食べが悪くなることがあります。
お迎えしたばかりの頃は余りかまったりせず静かにさせてあげて様子を見てみましょう。
特にお迎えしたばかりだと見ている時に全く食べないので心配になるかもしれませんが、恐らく夜のうちに最低限モシャモシャと食べているのでそこまで心配する必要はありません。
食べてるかよく分からん!という時は、補充した時のフィーダーを写真にでも撮っておいて次の補充のタイミングで間違い探し的な事をしても面白いかと思います。
いつ見てもフィーダー内のチモシーが減っていない場合は一度獣医さんで診て貰う事をお勧めします。
いつ何時如何なる時でも食べ続ける!
例え鷹に囲まれていてもチモシーを食べる自信があります。
臆病で神経質な子が多いからお迎えして日が浅いと食べが悪い時も多いです。
ちょっとしたケージの配置換えでもモル目線だと大移動という事もあるよ!
個体差はあるけどちょっとしたことで緊張しちゃうこともあるから気を付けてね!
そんな時は、静かに見守って新しい環境に早く慣れてもらおう。
お気に召さなかった
同じ番手の刈り取り時期・圧縮方法・グレードでもメーカー毎に若干の違いがあります。
中にはチモシーに少量のハーブで香り付けをして嗜好性を高めている物なんかもあります。
勿論それ以外にも香りが強かったり、入っている茎と葉や穂の割合がメーカーによって違う事があります。
何時もあげているメーカーの物が手に入らなくて違うメーカーの物をあげてチモシーを食べなくなったら元のメーカーの物になるべく早く戻してあげて下さい。
ですがチモシーはチモシーなのでほっとけばそのうち「これしかないんでしょ...仕方が無いから食べますよ、食べればいいんでしょ!」というような目をしながら食べてくれます。
いつもより高級な物を買ってきて食べなかったとしても、モルちゃん達に通貨の概念は無いので「これいつものより高い奴なんだよ!」と言って詰め寄ってもプイプイと躱されるだけなので意味はありません。
腐りかけでも取り合えず食べて判断!
いちいち好き嫌いしてるのは半人前、大事なのは「取り合えず食べる」この志。
少しの変化でも敏感に感じ取ることが出来てしまうので、人間には気づかない変化も感じ取ってしまいます!
特にハーブ入りや他の牧草とのMIX系統の物などは、香りがチモシー単体の物と比べると全然違うので躊躇してしまうかも知れません。
ですが大体の場合ハーブ・その他牧草のMIXは、モルちゃんの大好きな匂いなので食いついてくれる可能性が高いです。
気分転換がしたい
先ほどの「お気に召さなかった」と真逆の理由です。
人間も毎日毎日、白米を食べているとたまにパンや麺を食べたくなるのと同じです。
取り合えず同じ価格帯の違うメーカー品を試してみるのがおススメです。
それ以外にも種類の違う牧草(アルファルファなど高蛋白高カロリーな物はNG)を試してみるのもいいかもしれません。
大体牧草を取り扱っている所には「お試し牧草詰め合わせ」みたいな何種類かの牧草が入ったセット品があるのでそれを買って気分転換してもらいましょう。
チモシーに飽きる...?
その感覚が全く理解できない、チモシーは∞に食べ続けられる。
少しの変化でも敏感に感じ取ることが出来てしまうので、人間には気づかない変化も感じ取ってしまいます!
特にハーブ入りや他の牧草とのMIX系統の物などは、香りがチモシー単体の物と比べると全然違うので躊躇してしまうかも知れません。
ですが大体の場合ハーブ・その他牧草のMIXは、モルちゃんの大好きな匂いなので食いついてくれる可能性が高いです。
病気や怪我をしている
病気や怪我をしていて上手くチモシーが食べれないor食べる気力が無い場合もあります。
モルちゃんが食べれないというのは結構深刻な状態です、すぐに獣医さんに連れて行ってあげて下さい。
病気で食べれないので一番多いのは恐らく不正咬合で、上手く噛めない・口腔内に歯が当たり痛いのでチモシーやペレットなどの食べが極端に悪くなります。
その他にも内臓系の病気だと食欲が落ちてしまう事が多いので心配な場合は早めに獣医さんで検査をしてもらう事をお勧めします。
病気の時こそチモシー!
チモシーを食べれば何とかなるはず!
※病気や怪我の疑いがある時は早めに獣医さんで診てもらって下さい
病気や怪我はそのままにしておいても良くなることは滅多にありません。
大人しく獣医さんに行き早めに治療をしてもらいましょう。
食べが悪い・食べない理由はここに紹介したこと以外にもあるかと思いますが基本的には、どれかに当てはまるかと思います。
もしモルちゃんに病気や怪我の疑いがあればなるべく早めに獣医さんに診て貰うようにして下さい。
症状が悪化してきてからの治療よりも、まだ体力が残っているうちに手術や投薬を開始する方がモルちゃんの為にもなるかと思います。