モルモットの定期的なお世話

sweet potatoes on top of black metal beam balance

定期的なお世話

そのずば抜けた食欲とポテポテのお腹で生物ではなく単なる、食欲の化身と思われがちなモルモットですが、実際は生き物なのでお世話が必要です。
お世話も色々とありますが大きく分けると、毎日するお世話と定期的に必要なお世話の2つです。
ココでは定期的にしてあげる必要があるお世話を紹介します。
まだモルちゃんをお迎えしていない・お迎えしようか考えているという場合は、こんな感じなんだなと想像して、定期的にお世話をする時間がしっかりと取れるか考えてみて下さい。
健康に状態に関するお世話は、別のページにまとめてありますのでそちらをご覧ください。

数日に一度のお世話

給水ボトルの掃除

普段水を入れ替えてあげている時も軽く綺麗にするかとは思いますが定期的にピッカピカの状態になるまで掃除してあげて下さい。
特にビタミン剤などを飲み水に溶かして与えている場合は、何もない状態と比べると汚れやすくなっているので注意が必要です。
油断しているとすぐにカビが生えてくるのでカビが出てきたら即新しい物と交換してあげて下さい。
給水ボトルの掃除は形状によってはブラシなどでの掃除がどうしても出来ない物もあります。
そんな時は熱帯魚のフィルター用のウールマットを小さく切った物と少量の水を入れて蓋をしてから思いっきり振れば大体の汚れは落ちます。
⇩こんな感じの上部フィルター用の物が細長く切りやすいです。

お世話の頻度1~3日に一度
飲み水にビタミン剤を添加している場合は1日に1回

餌バチの清掃

給水ボトル同様餌バチも定期的にピッカピカに綺麗にしてあげる必要があります。
陶器や金属製の餌バチは熱湯消毒・アルコール消毒が出来るので清掃がとても楽に出来ます。
プラスチックや熱に弱い素材で出来ている場合はアルコールティッシュや台所用の漂白剤などを使い殺菌してこれでもかという程、念入りに水洗いをする必要があるのでちょっと面倒です。
木製の物の場合は熱湯消毒をしてから日光の元で素早く乾かして水分を飛ばして下さい。
木製の物を漂白剤などで殺菌しようとすると中に漂白剤が染み込み、それをモルちゃんが齧って飲み込んでしまう恐れがありますので漂白剤などは使わないように注意して下さい。
モルちゃんの餌バチは、手入れが楽で重さもあり値段も手ごろなので陶器の餌バチがおススメです。

お世話の頻度1~3日に一度

チモシー総入れ替え

何だかんだ今ある物に追加で入れて食べてもらうことの多いチモシーも定期的に全部入れ替えてあげましょう。
出来れば毎日変えてあげるのが望ましいですが「もったいない...」と思う場合は追加でしっかりと新しい物を入れてあげれば大概は、前日の分もまとめて食べてくれます。
ですが少しでも古い物は決して口にしないグルメなモルちゃんの場合は「もったいない」と思わずに、迷うことなくどんどん新しいチモシーにして沢山食べてもらって下さい。

お世話の頻度1~2日に一度
出来れば毎日新しい物と総入れ替えてあげて下さい
お世話の種類お世話の頻度お世話に掛かる時間
給水ボトル清掃1~3日に一度
※水にビタミン剤を添加している場合は毎日
5分程度
餌バチの清掃1~3日に一度5~1時間程度
餌バチの素材によります
チモシー総入れ替え1~2日に一度
※出来れば毎日
1分程度

数週間に一度のお世話

ケージの徹底掃除

普段は目立つ汚れがあったら拭いてウンチおしっこを綺麗にしてというごく普通の掃除で済ましていれば問題無いですが、それが続くと徐々に汚れが溜まっていってしまうので何処かのタイミングで徹底掃除します。
徹底掃除の場合は、ケージを分解して隅々まで余すことなく徹底的に綺麗にします。
熱湯消毒が可能な場所は熱湯消毒をしてプラスチックなど熱に弱い部分はアルコールでしっかりと拭いた後に水洗いしてピッカピッカにしてやりましょう!
ただし小屋だけはあえて綺麗にせずそのままの状態にしておき別のタイミングで綺麗にします。
徹底掃除後のケージは、モルちゃんの匂いがほぼ0になっているのでモルちゃんが落ち着けなくなってしまう事が多いです。
ですので少しでもモルちゃんの匂いを残すため小屋は綺麗にせずモルちゃんの匂いが残った状態にして落ち着ける場所として活用します。
※病気などの理由で徹底掃除する場合は小屋も問答無用で熱湯消毒して下さい。

お世話の頻度2週間~1ヶ月に一度

小屋の徹底清掃

ケージの徹底清掃とは別日にやるようにして下さい。
木製が多くおしっこや飲み水などの水分を吸っている事が多いので徹底清掃する時以外でも、定期的に天日干しをしてカラッカラの状態にしてあげるのがおススメです。
木製の場合は熱湯消毒をした後に天日干しをしてカビなどが出てきていないかチェックをしてもしカビがある場合は新しい物と交換してあげて下さい。
プラスチック製の場合はアルコールティッシュや台所用漂白剤などを使って殺菌してあげればOKです。
アルコールティッシュでも漂白剤でも最後に水洗いをして綺麗にしてあげてから使うようにして下さい。
※病気などの理由で徹底掃除する場合はケージも問答無用で消毒して下さい。

お世話の頻度2週~1ヶ月に一度
お世話の種類お世話の頻度お世話に掛かる時間
ケージの徹底掃除2週間~1ヶ月に一度1時間~3時間
ケージの素材や種類による
小屋の徹底掃除2週間~1ヶ月に一度1時間~3時間
木製の場合は乾くまで時間が掛かります

数月~半年に一度のお世話

動物病院での定期健診

体のどこにも異常がなさそうに見えても半年に一度は動物病院で健康診断を受けましょう!
特に老モルになってきている子の場合は、病気などが多くなってくるので病院でしっかり診て貰い早め早めの治療が望ましいです。
病院までの距離がとてもある場合や、移動のストレスに極端に弱い子などの特異な場合を除いて動物病院での健康診断は受けておいて損は無いです。
病院の設備により健康診断の項目も大きく変わってきますが、なるべく多くの検査を受けれるところを通える範囲で探して健康診断を受けて下さい。
健康診断の項目が多い病院程、モルモットの病気や怪我の治療もしっかりと出来る傾向が強いです。

お世話の頻度2ヶ月~半年に一度

用品の買い替え

傷んでいる物はもちろん、傷んでいるのを発見次第買い替えるのがベストですが、毎日毎日目にしていると案外気づきにくい物です。
特に小屋は毎日掃除のとき綺麗にしているから汚れていないと思っていても、新しい物と比べると結構汚れています。
他にも給水ボトルも中の汚れを完璧に落とす事は難しいので汚れていないと思っていても期間を決めて、定期的に買い替えてあげる事をお勧めします。

お世話の頻度2ヶ月~数年に一度
※用品に買い替えの頻度は大きく変わってきます。
お世話の種類お世話の頻度お世話に掛かる時間
定期健診2ヶ月~半年に一度
モルちゃんの年齢により変動
2時間~半日程度
病院や検査項目の数により大きく変動
用品の買い替え2ヶ月~数年に一度
※用品に買い替えの頻度は大きく変わってきます。
0分~数日
沢山悩んでお家のモルちゃんに合う物を見つけてあげて下さい。
今までの経験上「これしかない!」という物があれば迷わずそれを買って下さい。

定期的なお世話のまとめ

お世話の種類お世話の頻度お世話に掛かる時間
給水ボトル清掃1~3日に一度
※水にビタミン剤を添加している場合は毎日
5分程度
餌バチの清掃1~3日に一度5~1時間程度
餌バチの素材によります
チモシー総入れ替え1~2日に一度
※出来れば毎日
1分程度
ケージの徹底掃除
2週間~1ヶ月に一度
小屋の掃除とは、日をずらしてやる
1時間~3時間
ケージの素材や種類による
小屋の徹底掃除2週間~1ヶ月に一度
ケージの掃除とは、日をずらしてやる
1時間~3時間
木製の場合は乾くまで時間が掛かります
定期健診2ヶ月~半年に一度
モルちゃんの年齢・持病などによる
2時間~半日程度
病院や検査項目の数による
用品の買い替え2ヶ月~数年に一度
※用品に買い替えの頻度は大きく変わってきます。
0分~数日
沢山悩んでお家のモルちゃんに合う物を見つけてあげて下さい。
今までの経験上「これしかない!」という物があれば迷わずそれを買って下さい。

以上がモルちゃんに対して定期的に必ず必要になるお世話の項目です。
これ以外にも細々としたものはあるかもしれませんが大体の定期的なお世話はこれ位かと思われます。
高齢のモルちゃんや病気や怪我の治療中のモルちゃんはこれらに加えて必要なお世話が増えて来るかと思います。
これ以外にも思いつき次第追加していきます。