モルモットは懐くのか?
モルモットは懐くの?
モルモットがどうすれば懐いてくれるかいろいろなサイト紹介でされていますが懐いてくれるかどうかは個体によるとしか言えません。
どんなに優しく丁寧に接していても懐かない子もいれば普通に接しているだけでベタ慣れになる子もいます。
ですが多くの場合はちゃんと優しく接していれば懐いてくれます。
懐かない子も人のいる環境には慣れてくれる子が多いです。
勿論中にはいつまでも人の事を恐怖の対象としか見れない子もいます。
懐いてくれない・思っていたのと違うという理由で飼育放棄・捨てる等の事をするのは絶対にやめて下さい。
その子を選んだのはあなたですどんなことがあっても最後まで責任をもってモルちゃんを快適な環境で飼育をしてあげて下さい。
※最近(2021/11)youtubeで「モルモットはどんな子でも懐く!」というような内容の物を発見しました...
動画を投稿している方のモルモットは確かに慣れている様子でしたが懐くかどうかは個体差があります。
懐く子は懐くし懐かない子は一生慣れてくれない事だって多々あります。
「モルモットは全部が全部人間に懐くんだ!」と勘違いして飼育を始める人が万が一でも現れない事を祈るばかりです...
因みに「懐かないから可愛くない!」何て考えをする人は動物の飼育に向いていませんのでモルモットの飼育は諦めて下さい。
お迎えしたばかりの時
お迎えしたばかりの時はどんな子でも基本ビクビクして人間を怖がります。
仮に人間でもいきなり巨人に知らない所に連れてこられて檻に入れられたら怖いですよね!
モルちゃんもお迎えしたばかりの時は同じような状況にあります。
人間がどんな生き物で自分に何をするか全く知らない状況なのでお迎えしたばかりの頃は「小屋の中」・「ケージの隅」にいる事が多いです。
ひとまず環境に慣れてくれるまで接触は最低限にしてケージには目隠しの布を掛けて置いてあげて下さい。
お迎えしたばかりの時に無理に触ろうとしたり良かれと思って部屋んぽに無理やり出したりするとモルちゃんは人間は怖い・嫌な存在だと覚えてしまう事があります。
最初の頃こそ抱っこしたい・ナデナデしたいという気持ちも強いと思いますがグッとこらえて下さい。
人間も知りもしない場所にいきなり巨人に連れてこられて掴まれ頭をこねくり回されたら恐怖と喰われるという感情が出てくるかと思います。
モルちゃんも同じ気持ちになると思います。
まず最初に人間は怖く無い・嫌な奴じゃないと思って貰わないと慣れる子も慣れてくれません。
モルちゃんのペースを優先して最初の頃は人間のモルちゃんを触りたい欲は捨て去ってください。
※最初から人の手を怖がらない子は「相当肝が据わっている子」「ペットショップの人がしっかりとお世話をして人にある程度慣れている子」「頭のネジが外れている子」のどれかです。
どうすれば懐いてくれる?
管理人の家で新参モルが来たらやるモルちゃん懐かせ作戦を紹介いたします。
何事も加減が大事ですモルちゃんがストレスを感じるようだったらすぐにやめてあげて下さい。
管理人の家では一応今までお迎えしてきた子は全て管理人の膝の上にモルちゃんの方から乗ってきて撫でてあげるとプイプイ鳴くくらいまでは慣れてくれました。
実際に膝の上に自分から乗るまでにかかった期間は早い子は2週間ほど1番時間が掛かった子は多分2年半程だったと思います。
個体差がかなりあるので気長にモルちゃんのペースに合わせてゆっくりとのんびりとなついて貰いましょう!
一番慣れてくれた子は管理人が横になって寝ていると添い寝をしてくれる・管理人の後を追いかけて来てくれる・部屋んぽをまともにせず管理人の周りをずっとうろつく・常に撫でて欲しがる・部屋んぽ中は他のモルやご飯に目もくれず管理人に一直線で駆け寄って来てくれるetc...自慢の子です!
ここまで懐いてくれたこともあるので恐らく懐かせ方が間違ってはいない!と信じたいです...
※先ほども書いた通り懐くかどうかは個体差がありますので絶対の方法はありません。
食欲を利用する!
モルちゃんは歩く食欲!動く胃袋!暴食鼠!と言っても過言ではないくらいには食欲に支配されています。
この恐ろしいまでの食欲を利用して「人間の事は怖くない!」と覚えてもらいます。
最初から懐かせる為の接し方をするのでは無く最初は「人間は怖く無い」と覚えてもらいます。
この食欲利用作戦に使うのはキャベツを使うのがおススメです。
芯の部分ならば固く長めに切ってもヘタってしまうことなくモルちゃんまで届きます。
加えてキャベツに興味を示さないモルちゃんを私はまだ1匹見た事が無いので恐らく大部分のモルちゃんにこの作戦は有効です。
この1匹もキャベツが何なのか分からなかったから食べなかっただけで一口食べたらその後はドンドン食べるようになりました。
※キャベツを食べてくれない子は先っちょにミカンの汁を垂らしておくと最初の一口に繋がり食べるようになりました。
Step1 (ケージ内)
食欲を利用するやり方ですがまずはキャベツが美味しい物だと覚えてもらうためにケージの中にキャベツを入れておきます。
ビビりなモルちゃんですが目の前においしそうな物があれば多少怖くても食欲がそれを上回るので食べます。
※ケージにキャベツを入れてすぐにキャベツを食べるようになれば完全に味を覚えたと言えます。
Step2 (ケージ内)
キャベツの味を覚えてくれたら次はちょっと長めに切ったキャベツの端を人間が持ったままあげます。
最初は怖がって食べないかもしれませんが少しすれば食欲に負けて食べ始めます。
人間の手の近くのキャベツまで食べてくれればOKです。
Step 3 (ケージ内)
次は手を開いてその上にキャベツを置いてあげます。
最初の頃は開いた手の指先の方から始めていき最終的には手のひらの真ん中に置いたキャベツを食べてくれるのを目指しましょう。
最初は怖がりキャベツを引っ張っていく子が多いと思いますがそれで大丈夫です。
そのうち慣れてくると指の上に手を置いてキャベツを食べ始めます。
ここまでくれば人間に対する恐怖心はかなり薄くなっています。
Step 4 (ケージ外)
次は部屋んぽ中のモルちゃんをキャベツで誘導して飼い主の膝の近くでキャベツをあげます。
今まではケージの中でキャベツチャレンジをしていましたがケージの外でも行います。
半数以上のモルちゃんはこの時点でキャベツを見つけると自ら寄ってきてプイプイ鳴き始めます。
モルちゃんがストレスを感じないようなら撫でてあげるのをお勧めします。
Step 5(ケージ外)
膝の上でキャベツをあげてみましょう。
部屋んぽ中のモルちゃんをキャベツで誘導して膝の上に乗ってもらいます。
飼い主の脚の組み方は最初はあぐらがおススメです。
あぐらで座り足の隙間にはフリースなどを詰めてモルちゃんの脚が隙間に落ちないようにしてあげて下さい。
正座だと太ももの位置が高すぎてモルちゃんは登るのを諦めてしまいます。
長座体前屈のように足を延ばすと恐らくモルちゃんが登るのが足首のあたりだと思いますもしモルちゃんがバランスを崩して転んだ時体が硬いと受け止めてあげれないので避けた方が良いです。
胡坐であればモルちゃんは目の前にいるので何かあってもすぐ受け止めてあげれる+足が段々になっていてモルちゃんも登りやすいので最初は胡坐がおススメです。
ここまでくれば人間に対する恐怖心はほぼ無いです嫌がらないのであれば撫でまくってプイプイプイサウンドを存分に楽しんでください。
この他にも懐いて貰う・距離を縮める方法はありますが長くなりそうなので別のページで紹介する事にします。
ページが完成したらリンクを貼っておきます。
結論
個体差による所がかなり大きいので実際に飼育をしてみない事には何とも言えません。
ですが多くの子は人間に慣れてくれます。
今までの飼育経験から言うと懐くというよりは慣れるといった方がしっくりする子の方が多かったです。
最初は怖がりビクビクとしていた子でも1年ほどすれば大体は人間がいてもケージから出て気軽に部屋んぽをするくらいにはなりました。
優しくモルちゃんの様子を見ながらゆっくりと接してあげていればモルちゃんもそのうち人間に慣れてきてくれます。
※焦りは禁物ですモルちゃんのペースを何よりも重要視して下さい※
モルちゃんはとても臆病で怖がりな子が多いです一度怖い思いをするとそれが原因でずーっと人間を怖がるようになってしまう子もいます。