牧草の種類・選び方
牧草の種類
牧草=チモシーという位にはチモシーを使っている方が多いと思いますがそれ以外にも色々と牧草の種類はあります。
という事でまず最初に管理人が実際に使用したことのある牧草を紹介します。
品種以外にも梱包の仕方でシングル・ダブルプレスや品質でプレミアム・スーパープレミアムなどで色々選び方があります。
(梱包・品質については下の方に書いておきます。)
チモシー(1番刈り)
イネ科の植物で繊維質が多くおススメです!
繊維質が多のでよく噛むので歯の伸び過ぎを防いでくれるし毛球症の予防・盲腸内の腸内細菌の働きも助けてくれます。
他の牧草と比べるとタンパク質&カルシムの量が少ないので結石などの病気のリスクも減らせます。
取り合えず大人のモルちゃんならば理由が無い限り1番刈りのチモシーをあげておけば問題ないです。
「牧草下さい」と言えばチモシーが出てくるはずそれくらい多くの方に使われています!
チモシー(2番刈り)
1番刈りとの大きな違いはと繊維質・栄養素が少なく細く柔らかい物が多く香りも弱いです。
顎の力が弱ってきて1番刈りが食べにくくなってきたジジババモルや顎の調子が良くない子などは2番刈りがおススメです。
1番刈りを置いてあるペットショップでも2番刈りは置いてないという所は結構多いのでネットでの購入が主になるかと思います。
1番刈りを食べる事が出来るのであればそちらを食べさせてあげて下さい。
もしあげている1番刈りがシングルプレスと呼ばれるものだとしたらダブルプレスの物を一度与えてみてそれでもだめなら2番刈りを試してみて下さい。
チモシー(3番刈り)
2番刈りよりもさらに柔らかく細いです。
栄養・繊維質も2番刈りよりもさらに減っています。
2番刈り同様顎の力が弱くなってきたジジババモル・顎の調子のよくない子におススメです。
柔らかく細いのでベビモルのチモシーデビューにも向いているかもしれません。
元気のある大人のモルちゃんにあげる事はお勧めできません。
2番刈りは無いけれど3番刈りは置いてあるというペットショップを何軒か見た事があるので2番刈りよりは入手が簡単だと思います。
アルファルファ
マメ科の植物でつもしーと比べて栄養たっぷり繊維質少なめです。
嗜好性抜群で管理人の家のモル達にあげるとプイプイ鳴きながらポップコーンジャンプをするくらいには人気です。
チモシーを食べている最中に横からこれを与えるとチモシーを捨ててこちらを食べ始めます。
ベビモル・妊娠モル・病気療養中など栄養を必要とするモルちゃんにおススメです。
ただし健康な大人のモルちゃんに与え続けると肥満・病気の原因になるので注意が必要です。
たまにご褒美?としてあげるのがおススメです。
ペットショップではチモシーの次くらいにはよく見かけるので入手は容易です。
イタリアンライグラス
チモシーと同じくイネ科の植物です。
どうしてもチモシーを食べてくれないという子はいっそのことこちらをメインの牧草としてあげても良いかと思います。
表面は少しツルツルとしていて香りも甘いような感じがして色も小麦色?のような感じで変わった見た目をしています。
チモシーよりも美味しい?食べやすいらしくチモシーと一緒に入れるとこちらの方を先に食べはじめます。
ペットショップで売っているのはあまり見かけないのでネットでの購入が主になります。
※管理人が食べた牧草の中では一番不味い牧草でした。
オーツヘイ
こちらもチモシーと同じくイネ科の植物です。
イタリアンライグラス同様どうしてもチモシーを食べてくれないという子はいっそのことこちらをメインの牧草としてあげても良いかと思います。
モルちゃんの気分転換にチモシーに少し混ぜてあげるのもおススメです。
管理人の家ではしばらくあげていませんがあげていた時はチモシーの中から器用にオーツヘイだけ抜き取って食べていました。
バミューダヘイ
食べるようというよりは敷き草としての需要の方が多いです。
他の牧草と比べ細い葉をしていて水分を吸収しにくいのでおしっこが掛かっても冷たくなりにくく下に落ちて行ってくれるので床材として有能です。
栄養面でもチモシーの方が優れていて嗜好性が低く食べてくれない場合が多いので何か事情が無い限りは食べる用の牧草はバミューダヘイでは無くチモシーをあげて下さい。
床材としての牧草を選ぶのであればこれ一択です。
牧草の梱包方法
梱包の方法何てそんな違わないでしょ!と思うかも知れませんが梱包の方法で牧草には結構違いが出てきます。
シングルプレスとダブルプレス
牧草を運ぶ時は刈ってそのままの状態で運ぶとスペースを余分に使う事になるので圧縮をして潰した状態で運びます。
その圧縮方法の種類がシングルプレスとダブルプレスの2種類です。
シングルプレスは文字通り一回圧縮(プレス)された物で茎・穂が潰れる事が少なくしっかりとした物が多いです。
ダブルプレスはシングルプレスをした後もう一度圧縮(プレス)してさらに小さくし運搬時のコストを減らしています。
2回圧縮しているのでダブルプレスの方が茎は柔らかい状態になっています。
通常はシングルプレスを与えて食べが悪い・食べない時にダブルプレスに切り替えるのがおススメです。
袋入りと段ボール
ペットショップで売られている牧草の大半はビニール袋に600gや1㎏といった単位で詰め込まれて販売されています。
ですがネットを見てみると段ボールに12㎏ドカンと入った大容量の物も販売されています。
どちらがおススメかと言われれば飼育状況・牧草の保管状況により変わります。
・袋入り
袋入りは開けて何か月も使い続ける事が無いので香りが飛ぶことも無く鮮度の維持が容易です。
ただし値段で言うと段ボールに比べ割高です。
単独飼育のモルちゃんには袋入りの物がおススメです。
・段ボール
大体の物は段ボールの中に大きなビニール袋に包まれた牧草がドカンと入っています。
一度開けたら使い切るまでに何か月か掛かる事もあるので香りが飛んで鮮度の維持は難しいです。
最後の方はほぼ粉のような物が多く使い物にならない事も多々あります。
(販売時に明記されている量の-0.5㎏くらいが実際に使える量だと思って下さい。)
ただし値段は袋入りの物よりも安いので多頭飼育をしている方にはおススメです。
※管理人の使い方※
管理人は基本2~3か月に一度段ボールの大容量の物を買ってチャック付きの袋に小分けに詰めて保管しています。
チャック付きの袋は半年に一度10個程をまとめ買いをして空き袋を保管しておいて穴が開いたり傷んだ袋と交換して使っています。
まとめ買いの方が安くなるのですがそのままで保管していると傷んでしまうのでチャック付きの袋タイプの牧草を定期的に買って空き袋を取っておいて段ボールの大容量の物を開封したらすぐに袋タイプの物に詰めなおして鮮度が少しでも維持できるようにして使っています。
袋は詰め替えの最中にチモシーの茎などで穴が開いてしまうので空き袋は常にストックしてあります。
品質での区別
メーカによって品質の名称に若干の違いがあるかもしれませんが
スーパープレミアム>プレミアム>No.1>No.2
↑こんな感じでスーパープレミアムが一番スーパーでプレミアムなので品質が高いです。
(上の名称の他にも〇〇ホースチモシーor〇〇ホースグレード何て名称もよく見かけます)
基本一番品質が高い物を買えば問題は無いです。
というよりも小動物用として売られている牧草の多くは上級グレードの物なので特に気にする必要も無いかと思います。
例外的に大容量・とにかく安い!などの売り文句で驚くような低価格の物は購入する前に牧草のグレードをチェックをしてから購入した方が良いです。
↓スーパープレミアムのチモシーです(グレードが低い牧草も探したのですが見つかりませんでした...)
結論!
長々と牧草がどうのこうの説明してきましたが結論としては
大人の元気なモルには一番刈りのチモシー(シングルプレス・スーパープレミアム品質)
ベビモル・ジジババモル・病気療養などの栄養が多く必要なモルにはアルファルファ
がおススメです
チモシーを食べてくれない食べが悪い場合はチモシーの代わりにイネ科の植物の牧草をあげるのがおススメです。
グルメなモルちゃんは牧草のわずかな違い(製造日の違い・香りの具合・湿り気具合)で食べないなんてこともあるので新しい牧草をあげる時はペレット同様前回の物が残っている時に少しずつ混ぜながらあげると食べてくれやすくなります。
アルファルファは嗜好性がとても強くよく食べてくれますが特に栄養が必要でない時に与え続けると病気の原因になるので与える場合は注意が必要です。