モルモットの性格

※性格には個体差があります※

モルちゃんは生き物なので当たり前ですが個体差があります。
ここで紹介した性格と正反対の子もいるはずです。
ここではあくまでもモルモットの基本的な性格を紹介しているだけです。
お迎えする時はどんな子が来ても最後まで飼い主として責任をもって可愛がってあげて下さい。
「思ってたのと違う!」という理由で飼育放棄するような人は生き物を飼う資格はありません。
生き物を飼うという行為はその子の一生の全てを飼い主が面倒を見てあげる事です。
どんな子をお迎えしようともその子が幸せな生活を送れるよう最後までしっかりと面倒を見て下さい。

とても温厚で優しい!

基本的にモルモット側から積極的に噛みついて攻撃をしてくるという事は滅多にありません。
モルモットは基本食べられる側(非捕食者)なので何か問題に直面しても攻撃をしてどうにかするよりもその場から逃げて解決させることの方が多いです。
仮にしょっちゅう手に噛みついてくるという場合は一度何かがきっかけで手に噛みついたら手が引っ込んだという経験がありそれで噛みつけば手が引っ込むと覚えてしまった可能性が高いです。
モルモットが本気で噛みついてくるときは逃げようがなく追い詰められて「死ぬくらいなら一矢報いて散ってやる!」という場合が多いです。
モルちゃんが噛みつく必要のない飼育環境を目指してあげて下さい。

警戒心MAX

常に食べられる側の動物なので警戒心は高いです。
人間は気にならない様な物音・仕草でもモルモットは敏感に反応します。
例えば人間のクシャミの音なんかにも慣れてくれるまでは毎回グルグルと「その音嫌いです」と鳴いています。
管理人の家の子は一匹カメラのシャッター音が嫌いな子がいて可愛いからと写真を撮ると毎回グルグルと不満げです...
(最近はシャッターの音を切って写真を撮っています。)
個性があるので大きな音(クシャミ・咳)に慣れない子もいます。
人間からすると何気ない動き・音がモルモットにはストレスになってしまう事もあります。
お迎えしたばかりの子・臆病な子などにはなるべく静かで落ち着ける環境を用意してあげて下さい。

歩く食欲

モルモットを始めて飼育する人はその食欲に驚くかもしれません。
とにかくよく食べてよく食べますほっとけば一日中食べてます。
警戒心MAXと書きましたがおいしそうな物の前ではその警戒心も緩んでしまいます。
多少怖くてもおいしそうな物があるとビビりながらも勇気を出して食べに来ます。
それくらい食が大事な生き物です!モルモットの数少ない楽しみの一つが食事です。
常に牧草をお腹いっぱい食べれるようにして空腹によるストレスが無い環境にしてあげて下さい。
特に特別なごちそうでなくとも牧草(チモシー)は一日中食べています。

「そんなに食べて大丈夫?」と思うかも知れませんが牧草であれば一日中食べてても基本問題は無いです。
※ペレット・野菜を大量にあげるとそちらばかり食べて牧草を食べなくなってしまいます。
モルモットの食事は牧草が主食です。
ペレット・野菜は副菜なので一日にあげる量はペレットならばパッケージに書いてある量を野菜は10g/日を目安にあげて下さい。

ビビりだけど好奇心旺盛

警戒心もありビビりだけれど好奇心も結構あります。
特においしそうな物に対する好奇心は素晴らしいの一言です。
お迎えして最初の頃はビビりで「好奇心のかけらもないじゃないか!」と思うかも知れませんが環境に慣れてきて部屋んぽをするようになると好奇心旺盛の意味が分かってきます。
部屋んぽ中どうやって入ったか分からないようなところから「プーーイ」という声がして見に行くと出られなくなっているモルモットが!何て事があるかもしれません。
余り頭が良いとは言えないので気になって入ったはいいけれど出れなくなってしまう現象はモルモットの基本動作とも言えます。
好奇心が強いので気になった物 (コード・棚etc...) をガジガジと齧ってしまいます。
齧られては困る物・齧ってはいけない物はあらかじめ齧られないように対策をしておきましょう。

甘えん坊!

飼い主・環境に慣れてくると甘えん坊になります。
部屋んぽ中も飼い主のそばをウロウロして膝の上に乗っかる機会をうかがう様子はとても可愛いです。
膝の上に来ても「撫でてくれ!」「おやつくれ!」といった目でこちらを見つめてくるのでついつい甘やかしてしまう飼い主さんも多いのでは?
飼い主が何か別の事をしていてもモルモットは関係ありませんプイプイ鳴いてかまってアピールしてきます。
飼い主にかまって欲しくて飼い主の周りをウロウロしているので歩くときは誤ってモルモットを踏まないように注意して下さい。

まとめると...

ビビりだけど好奇心(特に食に関する好奇心)旺盛な生き物です。

飼い主・新しい環境に慣れるまでは警戒心の強さが大きくあまり小屋・ケージから出てこないかも知れません。
ですが人・環境に慣れてくれればトコトコと歩き回り好きなように部屋んぽを楽しみ飼い主を見つけると飼い主に甘えてくるようになります。

※正確には個体差がありますお別れの時までビビりん坊の子だって中にはいます。
「慣れてくれないから可愛くない」「小屋に入りっぱなしで面白くない」何て事は考えずにプラスに考えてあげて下さい。
「慣れない」では無く野生の感覚色濃く残っているワイルドな性格の子・人に媚びないカッコいい性格
「小屋に入りっぱなし」では無く小屋が大好きな子・落ち着いた物静かな性格の子
仮にモルモットが慣れてくれなくともその可愛い姿を見れるだけであなたは選ばれし物です。
カワイイプリプリのまん丸ヒップを小屋の入り口から生LIVEで見れるだけで幸せ者です。

管理人も今まで1匹だけですがお別れするまでずっとビビりん坊だった子と生活していた事がありました。
ビビりな事は変わらなかったのですがお迎えした時と比べると最期の頃は少しだけ慣れてくれたかな?と感じる事が出来たので時間を掛ければビビりな子でも少しずづゆっくりですがその子なりに心を開いてくれます。
その子は他の子と比べると小屋に入っている時間が多かった子ですがたまにこちらに寄ってきて「野菜くれ!」と要求する姿は特に可愛く今でもよく覚えています。
部屋んぽ中も最初はすみっこが好きでよく隠れていましたが最後の方は少しずつですが部屋をウロウロする時もありました。
ゆっくりゆっくりと時間を掛けてモルちゃんのペースで人・環境に慣れるを心を広く持って待ってあげて下さい。
時間は掛かるかもしれませんがいつかはモルちゃんにもその思いが伝わるはずです。