モルモットがケージを噛んでしまう理由と対策
モルちゃんと一緒に暮らしているとほぼ必ずと言っていいほど悩まされるのがケージをかじってしまう事です。
モルちゃんの入っているケージからガジガジガジッガッガという音がしてみてみるとケージを元気よくかじっている!
かじっている姿も可愛いのでずーっと見ていたいのですが歯の事を考えるとそうもいかないのでかじらないように対策をしましょう!
かじらないようにする対策をする前に何故かじってしまうのか理由も紹介しておきます。
ケージを噛んでしまう理由
要求がある
「水がねぇぞ!」「ご飯が無いぞ!」「外に出してぇぇぇ!」「その美味しそうなの頂戴!」「もっとかまってぇぇぇ!」
要求は色々ありますがモルちゃんが飼い主にアピールする為にケージを噛んでいる事は結構多いです。
ケージを噛んでしまう理由の多くは何かしらの要求をしている時です。
ケージを噛んでいる時によくモルちゃんの事を観察して何を要求しているのか突き止めて可能ならば要求を受け入れてあげて下さい。
※管理人の家では誰かが部屋んぽに出ていると「僕も部屋んぽしたい!」と要求してケージを噛もうとしていますが対策済みなのであしからず。
かじり木が合っていない
かじり木がモルちゃんに合っていないと歯に違和感がありそれが原因でケージをかじってしまう事があります。
かじり木にもいくつか種類があるので色々な種類を試してあげてモルちゃんが良くかじる種類を見つけてあげて下さい。
奥の歯は専用の器具が無いと見れませんが前歯は慣れているモルちゃんならば口をムニっとすれば簡単に見ることが出来るのでたまにチェックして過長になっていないかチェックしてあげて下さい。
※無理に歯を見ようとすると顎・歯を傷めてしまう事があります!自宅でのチェックが少しでも不安ならば病院でチェックしてもらって下さい。
モルちゃんの顎はとても弱いです人間の力で無理に開こうとすると顎関節を傷めてしまう事がありますので特に注意して下さい。
単純に楽しい!
もうかじるのが楽しくて楽しくて仕方が無い!
滅多にいないと思いますがケージを齧るのが好きな子もいます。
特に要求も無く歯も健康だけどずーっとかじってる!って子は楽しくてかじっている可能性があります。
楽しんでいるのをやめさせるのは可哀そうですが歯や顎の事を考え早い内にやめさせましょう。
噛み続けるとどうなるか
病気・怪我の原因になる
ケージを噛む場合ほとんどがケージの金属の柵を噛んでしまうと思います。
金属の柵VSモルちゃんの屈強な前歯は残念ですがモルちゃんの負けです...
ケージの金属部分を噛み続けると不正咬合や歯が折れてしまう事もあります。
不正咬合まで行かなくても変な風に歯が削れてしまうので早い内にやめさせて損は無いです。
ケージの金属柵を噛む場合の多くは顔を斜めに傾けてかじっているので歯も斜めに削れやすいので注意が必要です。
ケージが傷む
いくらモルちゃんの歯よりケージの方が強いといっても長い間かじられていたら傷んでしまいます。
もしモルちゃんが噛んでいる最中にバキッと金属部分が折れたりしたら口の中を怪我してしまう可能性もあります。
塗装が剥がれると錆が出てきたりするので見栄えも良いとは言えません。
基本買い替える必要が無いのがケージです結構いいお値段するので長く大事に使ってくれるよう柵を噛んでしまう場合は早い内に対策をしましょう。
対策
がじがじフェンス&かじってサトウキビ
管理人の家でもこの方法でケージのかじり対策をしています。
やり方はとても簡単でがじがじフェンスと呼ばれる物を気になる所にくっつけるだけです。
物理的にケージを噛めなくなるので付けたその日から確実にケージを齧るのをやめます。
(がじがじフェンスは意外とサイズが大きいので購入する時にサイズをよく見てから購入するようにして下さい。)
ですが細かい所には使えないので細かい部分にはこちらを使います↓
こちらは紐が付いていてケージの柵に結び付けることが出来ます。
かじかじフェンスでカバーしきれない所はこういった物で補うとケージを齧る事は出来なくなります。
(管理人の家はがじがじフェンス&かじってサトウキビを使いケージを齧れなくしました。)
ビターアップル
あまり聞き慣れない物かもしれませんが犬用として広く普及しているしつけ用スプレーの小動物バージョンの物です。
簡単に説明すると「すごく苦いスプレー」です。
かじって欲しくない所にスプレーしておきモルちゃんが齧ると「苦い!」となり齧らなくなるという物です。
管理人は犬も飼っていて昔これの犬用を使いましたが「全く効果無し!」だったので小動物用も効くかどうか怪しい所です...
それにモルちゃんは一回不味かったら「もう二度と齧らない!」では無く「今日は行けんじゃねぇか?」と何度かかじろうとするのでその都度スプレーする必要があるので早く齧るのをやめて欲しい時には不向きです。
ケージの柵に使うというよりは部屋んぽ中かじって欲しくない棚などに使うのが良いと思います。
※悪いことをしたからとモルちゃんに直接スプレーをかけないで下さい。
あくまでも齧られる物にかけるスプレーですモルちゃんに直接吹きかけるのは虐待です。
最終手段!ケージを変える
どうしても何をしてもケージの柵を噛んでしまう場合そもそも柵の無いケージに変えてしまうのも一つの手です。
ただ柵の物と比べ通気性が悪く値段も高価なので最終手段として考えておいてください。
柵の物と比べ壁に付けられる飼育用品も限られてくるかもしれません。
冬は暖かくていいかもしれませんが夏はクーラーがしっかりと作動していないと熱中症になってしまう可能性もあります。
メリットもありますがデメリットもあるケージなのでもう絶対に柵を齧らせたくない!という場合以外は余りお勧めできません。