モルモットの動物としての分類

モルモットの動物としての分類

哺乳類→ネズミ目→テンジクネズミ科→テンジクネズミ属の種類がモルモットとなっています。
色々と端折った分類表なので詳しく知りたい!という方は「モルモット 分類表」などでお調べ下さい。

哺乳類
脊椎動物(背骨・脊椎がある生物)に分類されている生物群です。
人間もここに分類されています。風呂敷を広げまくって広い意味で言えばモルモットも人も同じようなもんですね。
基本的に単為生殖では無く有性生殖により繁殖をします。
卵ではなく母親の胎内で一定まで成長してから生まれてきます。
生まれたばかりの個体は母親から母乳を貰い大きく成長していきます。
一部(クジラなど海中の生物)を除いて体が体毛で覆われているのも特徴の一つです

ネズミ目
哺乳類からさらに分岐してネズミ目というグループの仲間にモルモットは属しています。
残念ながらここまで分岐すると人間とモルモットは別の種類と言わざるえません...
ネズミ目では聞いたことが無いという方も多いと思いますが簡単に言えば齧歯類の事です。
リス・チンチラ・ハムスター・ビーバー・プレーリードックなどなど歯の印象が強い動物達は大体ここに分類されています。
ここに分類されている生物は嘔吐反射(口に手を突っ込んでオエッとなるあれです)が無いのも特徴です。
ハリネズミは名前にネズミと付いていますがモグラ目ハリネズミ科です。ややこしいですね!

テンジクネズミ科
名前だけ聞くと三蔵法師が目指した先(インド)にいそうなやつらですが実際は南米の方にいます。
サイズは全然違いますが同じ分類でここにはカピバラがいます。
まぁモルモットを大きくすれば見た目はほぼカピバラになるので同じところに分類されていてもそこまで不思議では無いですね。
ここに分類されているカピバラ亜科・テンジクネズミ亜科には尻尾が無いのが特徴です。
モルモットも尾椎はあるのに尻尾がありません。
どうでもいいですがカピバラの和名は「オニテンジクネズミ」という見た目からは想像もできない名前を付けられてます。

テンジクネズミ属
ここまで来るともうどれを見てもほぼモルモットです。
どれを見ても可愛いの塊です。
モルモットはここに分類されているペルーテンジクネズミの家畜化された種類だとされています。
ですのでペットとしてのモルモットとそっくりそのまま同じ種類は野生にはいません。
他のサイト・TV・youtubeなどで「野生のモルモットの場合は~」となっているのを見た事がありますが恐らく原種のペルーテンジクネズミの事を言っているのだと思われます。
正しく伝えろぉぉぉと文句を言いたくなるモルモット大好き人間もいるかもしれませんがいちいち「原種のペルーテンジクネズミの場合は~」なんてやったら見る方も伝える方も疲れるので「野生のモルモット」という表記でも問題は無いと思います。
ここの仲間の大半は今でも現地の人の大事なタンパク源として食べられています。

モルモット
テンジクネズミ属の中の一つの種類としてモルモットは分類されています。モルモットという名前がもうすでに可愛いですね!
草食動物なので基本草を食べてたまにフルーツを食べるそんなベジタリアンな奴らです。ベジタリアンで可愛いですね!
人間と同じで体内でビタミンCを合成出来ないので体外から補給する必要がありモルモット用のフードには必ずビタミンCが配合されています。人間と共通点があるなんて何かよく分かりませんが可愛いですね!
前足が4本後ろ足が3本で指が生えておりモルモットをよく知らない人が見ると「指が足りない!」と言われますがこれが正常です。
おまけのように短い脚ですがこれで頑張って歩いて落ちているチモシーを盗み食いしています。短い脚も可愛いですね!
たまに奇形で指の本数が違う子がいますが基本生活に支障はないはずです。
ですが奇形の子が生まれてもチェックせず販売しているブリーダーは正直信用できないのでそこから新しい子をお迎えする事は避けた方が良いです。
奇形だとしても可愛さは変わりないはずなので可愛いですね!
よく慣れて飼育は容易!と書いてあるサイトも沢山ありますが実際は仮に兄弟の子達でも個体差により慣れる子と慣れない子がいます。
お迎えする際に撫でさせてくれるか・人間の手を見て逃げないかをよく見てお迎えする子を選んであげて下さい。
仮に慣れてくれなくても可愛い物は可愛いです優しくしてあげて下さい。
スイスではモルモットを含めて本来群れで暮らしているような社交性の高い動物を単体飼育してはならないという法律が作られました。
日本で飼育されている多くのモルモットは単体で飼育されていますがそれが原因によるストレスで死んでしまう子はまずいないのでそこまで飼育頭数を気にする必要は無いと思います。
ですが多頭飼いすると勝手にプイプイプイプイプイ鳴いて喋っているので見ていてとても可愛いです!

結論!カワイイ

結論としてはモルモットはカワイイ!という事です。
短い脚でキャベツに向かってプイプイプイ鳴きながらお尻をフリフリして走ってくる姿はとてもとても可愛いです!
飼い主に撫でて欲しくて膝に手を掛けてくる姿は多少爪がめり込んでもカワイイです!
プーーイと呼ばれて見に行くと「飯がねぇぞ!」という顔でこちらを見つめてくる姿も可愛いです!
あくびをする時そんなに口開くの!という程口が開くのも可愛いです!
チモシーを選り好みして穂の部分以外捨てる所も可愛いです!
ポップコーンジャンプをして嬉しさを表現するのも可愛いです!
枝状のかじり木をぶん回す姿も可愛いです!
とにかく何をしていても可愛いのがモルモットです!
中には人が苦手で手を入れただけで逃げまわる本能全開の子もいますが生き物なのでどちらかと言えば人を怖がる子の方が自然に近い姿ですワイルドでカワイイというモチベージョンで接してあげて下さい。