病院へ行こう!
動物病院へ行く時には、獣医さんに聞かれた質問にある程度は、答えられるようにしておきましょう!
質問に答える時も「もしかしたら獣医さんに怒られてしまうかも...」と思い嘘をつくのは、絶対にやめましょう!
症状やいつ頃から調子が悪いのか正直になるべく正確に答えられるようにあらかじめメモなどに書いておくのがおススメです。
病院へ行こう!
病院へ行くとなるとあまりいいイメージは無いかもしれませんがモルちゃんを飼育していれば何処かのタイミングで一度は病院に行く事になるので準備しておいて損は無いはずです。
突然モルちゃんの具合が悪くなった時の為にいつでも病院に行けるよう準備しておくのも飼い主の責任だと思います。
健康診断などで病院に何回か通っておくといざという時に非常に役立つので何ともなくても一度は動物病院に実際にモルちゃんと一緒に行く事をお勧めしています。
病院へ向かおう!
病院に行く方法は公共交通機関を使うか自家用車で向かう歩いて向かうの3つだと思います。
全てに共通している注意点は
- 夏場は保冷剤・車のエアコンを使い熱中症に注意する
- 冬場はカイロ・車のエアコンを使い温めてあげる
気温関係は温度を調節する物が直接モルちゃんに触れないようタオルなどで包んであげるなど工夫してあげて下さい。
車のエアコンも風が直接モルちゃんに当たらないように注意が必要です。 - 移動用キャリーの中には緩衝材?代わりにチモシーの3番刈りなど柔らかい牧草を敷いてあげて下さい。
- 振動や騒音はなるべく避けてモルちゃんに掛かるストレスを少しでも減らしてあげて下さい。
各方法での注意点を書いておきますので参考にして頂ければ幸いです。
公共交通機関を使う場合
※公共交通機関はバス・電車・タクシーでの移動を想定しています。
- タクシーで移動しようとしている場合は先にタクシー会社にモルモットの乗車が可能か聞いておく必要があります。
- 電車・バスは基本ケージに入れているペットは乗れますが心配な場合は利用予定の会社に電話などで乗車可能かどうか料金などを確認しておく事をおススメします。
- 移動中は毛布などで目隠しを!
モルちゃんを余計なストレスから守るためでもありますが一番は他の乗客の方に迷惑を掛けない為です。
色々な人がいる場所なので動物アレルギー・動物が苦手な方が乗車している可能性も十分にあります。
アレルギーの方は飛散した体毛やフケなどでも反応が出てしまうのでそういった物の飛散を少しでも抑えるために毛布などで移動用キャリーを覆っておく事が望ましいです。 - 移動用キャリーは膝の上
電車やバスで移動する際は横の席や足元では無くキャリーは自分の膝の上に置くようにしましょう。
中には何も言わず「何ぞこれは?」といきなり触ろうとする頭のおかしな人もいるのでそういった危険を回避するためにも膝の上にキャリーを置く事をおススメします。
自家用車を使う場合
- 車内にモルちゃんを入れてあげる時はモルちゃんが中に居てもいなくてもケージも一緒に乗せて病院へ向かいます。
病院での待ち時間は本当に緊急性が高い場合以外は1時間ほど待つことも珍しくはありません。
その時にずーっと移動用のキャリーの中に入れておくとモルちゃんも「出してくれ~」となってしまう事が多いです余計なストレスを避けるためにも落ち着ける場所を用意しておいた方が良いです。 - 長距離移動の車内ではケージに居てもらう。
移動する道に急カーブなどが無い場合はケージの中でじっとしてもらっている方が良いです。
普段と違う環境(移動用キャリー)に加えて走行時の騒音にさらされてストレスを感じてしまうので少しでもストレスを減らすため普段から使用しているケージに居て貰う方が良いと思います。
移動距離が短かったり(30分以内)急カーブが沢山ある道を使う場合は移動用キャリーでの移動の方がモルちゃんの様子をすぐに見てあげられるのでケージでは無く移動用キャリーを使う事をお勧めします。
※管理人宅はいつも車移動ですがケージのまま乗せて病院に付いたら移動用キャリーに移して診察で診察が終わったら会計をしてまたケージに戻してあげるという流れです。 - ケージはしっかり固定する
モルちゃんが中に居てもいなくてもケージはしっかりと固定しておきましょう。
急ブレーキ・急カーブなどでケージが動いてしまうと中にモルちゃんがいた場合非常に危険です。 - 適度な休憩を忘れずに
長距離移動の場合は適度に休憩をしてモルちゃんの様子を確認するとともに運転手さんもしっかりと休憩を取るようにして下さい。
無理に運転して事故を起こしたらそれこそ一大事ですので疲れを感じる前に休憩を取るようにして下さい。
徒歩で向かう場合
- 移動用キャリーには毛布などで目隠しをしてあげる。
移動中の目隠しの意味もありますが病院の待合室では犬や猫も当然います(エキゾチックアニマル専用の待合がある病院もあります)その時にモルちゃんが丸見えだとストレスを感じてしまう事があるので目隠しは必須です。 - 体の前で抱え込むように移動用キャリーを持つ。
片手で体の横で提げるように持っていると不意に何かがぶつかったり何処かにぶつけてしまう可能性もあるので危険です。 - 基本的に道は譲る
緊急性の高い場合は交通ルールーを守れる範囲+モルちゃんへ負担が掛からない方法で全力ダッシュしましょう。
それ以外の場合は他の歩行者とすれ違う時は道を譲るようにしましょう。
「向こうが退くだろう」という考えで行くと退いてくれず避ける為に急な動作をしてしまう可能性があります。
余裕をもって行動するようにして下さい。 - ちびっ子が最大の敵
何にでも興味を持ち気になったら突撃してくるちびっ子が徒歩移動での最大の敵です。
なるべく子供がいそうな場所・時間帯(公園など)を避けてルート作成する事をおススメします。
もし子供が興味を持って近づいてきたら正直に「この子は病気だから早く病院に連れて行かないといけないからごめんね~」と立ち止まる事無く言ってその場を立ち去りましょう。
その場で立ち止まり話を聞いてはいけません心を鬼にしてその場を後にしましょう。
病院に持っていくもの
始めて病院に行くときは病院に何を持っていくのか迷ってしまうと思います。
持っていった方が良い物をリストアップしたので参考にして頂ければ幸いです。
- お金
当たり前の事ですが診察をして貰ってお金を払わずに帰る訳にはいきません。
少し余裕をもって2~3万円程用意していきましょう。
足りなかったら取り合えず今あるお金全額か免許証などの身分証を預けてダッシュでATMに行き足りない分を卸してください。 - 症状をまとめたメモ
病院に着いて「どうされましたか?」と尋ねられると上手く説明できない場合が多いです。
そんなときの為に症状をまとめたメモを用意しておくと便利です。
いつからどんな症状が出て今はどういう状態なのかを伝えられるとベストです!
ついでにモルちゃんの生年月日もメモしておくと便利です。 - 普段あげているフードのパッケージ
「ご飯は何をあげていますか?」と聞かれる事が多いので普段あげているフードのパッケージを取っておいて持っていくのがおススメです。
別にわざわざ持ってかなくても口で言えるがな!となるかもしれませんが獣医さんの中にはそのフードの成分表を見たい!という方もいるのでなるべくならパッケージを持っていきましょう。 - 今使っている薬
今現在何か薬を与えている場合はその薬も忘れずに持っていくようにして下さい。
持っていきたいけど持っていけない!何て事は少ないと思いますがその場合はいつから服用しているか・一日の量・薬の名前をメモしていくようにして下さい。 - 皮膚病の場合
シャンプーを使っているならばそのシャンプーを持っていく事を忘れないようにして下さい。
床材も何を使っているか聞かれる場合があるので床材も聞かれたら答えられるようにしておきましょう。 - 下痢などウンチに異常がある時
ウンチをキッチンペーパーなどで包んで持っていくようにして下さい。
いつ頃から異常が出てきたのかも忘れず伝えて下さい。 - 血尿などおしっこに異常がある時
ペットシーツなどでおしっこを吸える場合は吸い取って持っていきましょう。
尿検査などをすると思うので必要ない場合が多いですが持って行って損は無いです。 - 移動用キャリー
病院内で待つときにケージに入れて待っていると場所を取り他の患者さんに迷惑が掛かります。
診察室に行くときや会計時も大きなケージを移動するのは大変なので移動用キャリーを持っていきましょう! - ペット保険の保険証
ペット保険の保険証がある場合は忘れずに持っていくようにしましょう。
対応している病院は会計時に保険証を一緒に出すとその場で保険内容に応じた金額を引いてくれます。
診察の流れ
病院での対応は大分昔に管理人が務めていた動物病院を参考に書いています。
病院によっては対応が全く違う可能性がありますが大体はどこも同じような事をするはずです...
初診の場合
まず最初にカルテ作成の為に飼い主さんの名前・住所・連絡先・勤務先などを申し込み書?に記入します。
続いてモルちゃんがどうしたのか・いつ頃から具合が悪いのかなどをメモを元に記入して受付の方に渡します。
少しすると看護師の方が来て詳しく症状を聞いてくれるのでメモしてある事を伝えましょう。
看護師さんにモルちゃんの状態を伝え終わったら呼ばれるまでしばらく待ちます。
この時病院によっては車で待っていても大丈夫な場合があるので受付の方に聞いて車で待っていても良い場合は車で待つようにしましょう。
※犬や猫などモルちゃんにとっては恐怖を感じてストレスになる場合があるので可能なら車内で待つ方が良いです。
診察の順番が来たら診察室に入り獣医の先生に診て貰いましょう。
入院や手術が必要な場合はこのタイミングで詳しい説明をしてもらえるはずです。
一通りの診察が終わったら普段の飼育で疑問に思っていることなどを聞いてみる事をお勧めします。
質問に具体的な答えが返ってきたらとりあえずは安心できます。
質問に対して曖昧な答えや明らかに違う答えが返ってきたら別の病院を探してみてもいいかもしれません。
診察が終わると待合室で会計の順番待ちです。
この時も可能なら車内で待たせてもらいましょう。(理由は先ほどと同じストレスになりえる事を少しでも減らすためです。)
ですがこのタイミングで車内で待っていてもOKという病院は少ないかも知れません(料金を支払わずに帰ってしまう頭のおかしい残念な飼い主さんが少なからずいるからです)受付の方に聞いて「それはちょっと...」と言われたら毛布などでキャリーに目隠しをしてあげて大人しく待合で順番が来るのを待ってください。
会計の順番が来たらモルちゃんは足元では無く受付台に乗せて会計をします。
足元に置いておくと大型犬などキャリーでは無くリードで連れてこられている動物が興味を持って近づいて来てしまう可能性があります。
※犬の飼い主さんも気を付けているはずですが本気で動く大型犬をすぐに止められる人はそうはいませんので注意が必要です。
手術や入院の場合の詳しい説明をもう一度されるので心配なことがあれば遠慮なく聞いておくようにして下さい。
手術・入院の場合は前金としていくらかまとまったお金が必要な場合があります。
入院や手術をしない場合の代金は診察内容によって多少変わってきますが恐らく2~3万円用意していれば大体の場合は大丈夫です。
代金の支払いを終えたら受付の方に「ありがとうございました」とお礼を言ってお家に帰りましょう!
再診の場合
初診の場合とほとんど変わりません!
病院に着いたら初診の場合はカルテ作成用の情報を記入する必要がありますが再診では必要ありません。
診察券を受付の方に渡したら「本日はどうされましたか?」と聞かれるのでモルちゃんの症状を伝えましょう。
この時にメモに症状を書いてあるのならそのメモを渡して「こんな感じなんです...」と言えば色々聞いてくれます。
後は初診の時と特に変わりは無いはずです。
家に帰ってから
診察・会計が終わったら病院を出て家に帰りますが寄り道をせず家へいち早く帰りましょう!
家に帰ったらいつものケージに返してなるべくそっとしておいてあげましょう。
慣れないお出かけ&処置を受けた後なのでケージの隅や小屋の中でじっとして動かないことが多いですが大体2~3時間長くても1日経てばいつものように動き回ってくれます。
いつも通り動いてくれる様になったら好きな野菜をあげて食べ方や食欲があるかどうかを見てあげるのがおススメです!
獣医さんから薬を貰っていたらその与え方や塗り方・抱っこの仕方などをyoutubeなどで検索して調べて頭の中でイメージしておくだけでも本番の時に役立ちます。
モルちゃんに薬を与える時は量を間違えないように注意して下さい。
人間からするとちょっと多いだけの量でもモルちゃんの小さな体で考えるとかなりの差になる事があります。
薬は多ければ良いという物では無く適切な量を適切な時間に与える事が重要です獣医さんの指示に従って与えるようにして下さい。
最後に...
今のモルちゃんが元気いっぱい!部屋んぽブンブン!チモシーおいチモシ~!な状態でもいつかは年を取って、ほぼ100%獣医さんのお世話になります。
年を取って弱ってきて初めて獣医さんに行くのではなく、定期的に健康診断等で獣医さんに行きお出かけや他の人(獣医さんや看護師さん)に触られる事に少しでも慣れておく事をおススメします。
モルちゃんは弱ってきてもなるべくそれを悟られないように隠したがる生き物です。
何とも無くても、定期的に獣医さんで健康診断を受けるのは悪い事では無いです。
もしかしたら飼い主さんでは気づけない病気や小さな怪我を見つけてひどくならないうちに治療が出来るかもしれません。