モルモットに芸を仕込む!
モルモットは芸が出来るのか?
結論を先に書くと出来ます。
ですが相当な根気とモルちゃんの適正も必要なので犬のように「お手」「おかわり」「お座り」「伏せ」など色々な事が出来るようになるのは中々難しいです。
そして何かを選んで持ってきて特定の場所に入れる等の高度な技はとてもじゃないですがモルちゃんのハッピーブレインでは処理できないので基本は単純な芸しか出来ないと思って下さい。
中には様々な芸を覚えて難しい動作もお手の物なスーパーギニアピッグもいますが元々のモルちゃんの素質や飼い主さんの地道な努力で出来るようになっているので「この子が出来て家の子が出来ない訳ないザンショ!」など考えて嫌がるのに無理やり芸を仕込むのはやめて下さい。
この投稿者さんはHPも運営していてそちらで芸のコツなどを紹介してくれています。
とても参考になるので芸を仕込みたい方は参考にしてみて下さい。(英語の記事ですのでグーグル翻訳などを使うと読みやすいです)
芸を教えるその前に
すぐにでもモルちゃんと一緒に練習をしたいところですがまず芸を仕込むためにはモルちゃんが好きな野菜を見つけてあげる事から始まります。
特訓中上手く出来たり誘導したりするために欠かせない必須アイテムがモルちゃんの好きな野菜です。
ご褒美はモルちゃんが好きな野菜ならば何でもいい!という訳ではなく訓練中たくさん食べてしまっても健康に影響がない物から選ぶ必要があります。
「果物が好きだからこの子のご褒美はドライフルーツのモモに決めた!」は肥満の元になるのでNGです。
※因みに管理人おススメの野菜はビタミンCが豊富なピーマンです。
細かくしても潰れずしっかりと実が残っているのであげる時も楽です。
とても上手く芸が出来たりした時に少しのご褒美として果物をあげる等はOKです。
好きな野菜が見つかれば訓練スタートです。
※訓練の時間は一日で長時間行うのではなく短時間の訓練を長期間行うのがモルちゃんには向いています。
訓練に飽きてしまったらその日はお終いにしてあげるか少し時間を置いてから再挑戦してあげて下さい。
名前を呼んできてもらう
芸を仕込む前に名前を覚えておいてもらいましょう。
これも芸と言えば芸なのかもしれませんがそこまで難しくないのでこのサイトでは芸としてはカウントしない方向で行きます。
名前を覚えてもらうには「とにかく名前を呼ぶ」これが一番効果的です。
朝おはようという時も名前を呼びながら・ご飯の時も名前を呼びながら...何かにつけて名前を呼びまくりましょう。
名前を呼びながら好きな野菜などをあげると効果倍増です。
名前を覚えるまでにそこまで日数は掛かりません一ヶ月もあれば大体の子は名前を憶えてくれるはずです!
※名前を覚えるというよりご飯の合図みたいな感じで名前を覚える子も多くいますが結局は「呼べば来る!」これが重要です。
芸を教えようstep1
まず最初に教える芸?は「小鴨」です。
※小鴨は管理人が勝手に命名している芸の名前です。
これは特に教えなくてもある程度一緒に暮らしているモルちゃんならばすでに出来ている場合もあります。
動作は単純で「好きな野菜で釣ってモルちゃん思い通りに動かす」これだけです。
「野菜を右に持って行けばモルちゃんも右に」「野菜を左に持って行けばモルちゃんも左に」といった感じでモルちゃんの動きを飼い主が操る技です。
とても単純ですがこれが出来ないと他の芸を教える時にモルちゃんが思う様に動いてくれないので「小鴨」が出来ないだけで他の芸を教える時の難易度が跳ね上がります。
小鴨の特訓
- 大きな野菜を手から食べてもらう。
- 細かくした野菜を手の平から食べてもらう。
この時モルちゃんの小さく可愛い手が飼い主さんの手の上に乗っていればもうほぼ確実に小鴨はマスター出来ます。
※①・②は飼い主側から野菜を持って行きます - 野菜を振って興味をひかせて食べに来てもらう。
- モルちゃんが寄ってくるようになったらモルちゃんが齧る寸前で野菜を少し動かしてモルちゃんを動かしてみる。
- 野菜を動かしてモルちゃんにも動いて食べに来てもらう。
- 野菜を動かす範囲を大きくしてモルちゃんに沢山動いて食べに来てもらう
- もうあなたのモルちゃんは野菜を追いかけるプロになったはずです。
※全ての段階で共通ですがモルちゃんが来たら野菜を食べさせてあげて追いかけると野菜が食べれると覚えさせてあげるて下さい。
芸を教えようstep2
小鴨が出来るようになっていれば次は簡単な動きをマスターしてもらいましょう。
単純ですが芸をしている感を出せる技「おまわり」を覚えて貰いましょう。
動作も単純で用意する道具も無く動く範囲も最小限なので初めの一歩としておススメです!
おまわりの特訓
おまわりを教えている最中は動作をするたびに決まったフレーズを言う様にして動作の名前を覚えさせてあげて下さい。
技名はおまわりではなくなるべく短い単語にしてあげた方がモルちゃんも覚えやすいです。
管理人は「プイック」という技名で覚えさせています。
- 回転方向を決める
モルちゃんが回りやすそうな向きを決めてあげて常に一方向に回れるように誘導すると覚えてくれやすいです。 - 実際に手に持った野菜を回してモルちゃんを動かしてみる。
一発で一周クルっと回れる子は少ないです。大体は途中で野菜を見失い途方に暮れるか飼い主の方を向き直ります。
もし一発目から回れたら沢山褒めて野菜をあげて回ると良いことがあると覚えて貰いましょう! - モルちゃんの回れるスピードに合わせて野菜を動かし徐々に一周できるように動かしていく。
この時は一回転できなくて途中で止まってしまっても野菜はあげてしまってOKです。
途中で止まってしまった場合はその場から再スタートして一回転させて下さい。
いきなり一回転出来るようにするのではなく徐々に回れる範囲を大きくしていくのが大事です。 - 一周できるようになったら手の動きを小さくしていきましょう!
最終目標は手首をクイッと動かしたら回ってくれる状態です。
芸を教えようstep3
おまわりを覚えさせることが出来たら後は基本応用で他の芸も教え込むことが出来ます。
モルちゃんに芸を教える時は「何かをしたらいいことがある!」という風に芸に対してプラスに思って貰う事がとても重要です。
モルちゃんにとってマイナスになる怒鳴る・叩くなどで芸を教えようとしても芸を覚える事はせず飼い主を怖がるだけですので芸を教える時もそうでない時も叩いたりするのは絶対NGです。
道具を使った「輪くぐり」や何かの上に乗る「乗っかり」なども根気よく教えて行けばいつか出来るようになるはず...!
何かと便利な芸として「目標物に鼻先で触る・追いかける」(鼻タッチ)という物があるのでおまわりの後はひとまずはそれを目標にしてもいいかもしれません。
鼻タッチが出来ると他の芸を教える時も役に立つのでとても便利です。
どんな芸を教えるかは飼い主さんによりますがモルちゃんが怪我をする可能性がある技を教えるのはやめて下さい。
難しい芸が出来ると可愛さも倍増ですが怪我をしてしまっては意味はありません。
ただでさえ常日頃から可愛さを身にまとって完全武装しているモルちゃんが教え込んだ芸をしてくれるとその可愛さはもう死人が出ても何ら不思議ではないでしょう。
その可愛さを充分に覚悟してから芸を仕込んでください。