ハムスターとは違います
全く違う生き物です!
モルモットをよく知らない人は恐らくハムスターの親玉みたいなもんだと認識しているでしょう。
サイズ感は間違いなくハムスターの親玉サイズですが生き物としては全く違う生き物です。
違うという事知ってるけどどこが違うかまではよく知らないという方も多いと思います。
確かにイメージで言うとペットショップでは同じ列に並んで売られているので似ている生き物という風に思われても仕方が無いかもしれません。
ですが食べる物・体のつくりなど全く別の生き物なんです!
ここではモルモットとハムスターの違いを紹介していきます
こんなに違うぞモルとハム!
モルモット | ハムスター | |
---|---|---|
体重 | 1㎏ | 100g |
全長 | 30㎝ | 15㎝ |
頬袋 | 無 | 有 |
尻尾 | 無 | 有 |
平均寿命 | 5~8年 | 2~3年 |
鳴き声 | よく鳴き大きな声 | あまり鳴かず小さい声 |
回し車 | 不要 | 必要 |
食性 | 草食性 | 雑食性 |
指の数 | 前足4本後足3本ずつ | 前足4本後ろ足5本ずつ |
1日に必要な水の量 | 100~150ml/1日 | 5~10ml/1日 |
トイレ | 覚えない | 覚える |
ウンチ・おしっこの量 | 恐ろしく大量 | 体のサイズ感通り |
水の量は各々の平均的な体重に対しての必要量です。実際はこぼしたりするので倍~数倍の量が必要です。
意外とデカいぞモルモット!
まずパッと見てわかる違いで体の大きさが全然違います。
モルモットは30㎝程の大きさで体重も1㎏程あります。知らない人が見るとそのサイズ感に驚きます...
対してハムスターは種類により差はありますが大きめのゴールデンハムスターでも15㎝程で体重も100g程です
モルモットはハムスターの体長の約2倍!
体重ではなんと驚きの10倍!
モルモットとハムスターでは大人と子供以上の体格差があります。
ほっぺは膨らまないぞ!
ハムスターといえば頬袋ですがモルモットに頬袋はありません。
モルモットは食べ物を何処かに貯めて後で食べるという事は基本しません貰ったらその場で食べ始めます。
大きな物の場合はハウスまで引っ張っていって食べる事もあります。
ハムスターはご飯をあげると頬袋に詰めてほっぺたが膨らんでいきます。
膨らんでもほっぺたが膨らむだけと思われがちですが顔の2~3倍くらいの大きさまで詰め込めます。
頬袋でパッとイメージできる動物はハムスターやリスくらいですが頬袋を持つ動物は意外と沢山います。
猿やコアラやカモノハシなんかも頬袋を持っています。
しっぽが無いからお尻はまん丸!
モルちゃんのお尻には尻尾が無いのでまん丸でツルツルなのでお饅頭みたいになっています。可愛いです!
動物の尻尾の役割はバランスを取ったり体を支えたりと使うのですが運動が苦手でドスドス走り回るのが精いっぱいのモルモットには必要無いので退化したんですかね?
(モルちゃんに何故尻尾が無いのかはっきりとした理由は分かっていません)
対してハムスターは尻尾がありますしちゃんと役に立っています。
ハムスターは立ち上がる時などはちゃんと尻尾も使い両後肢+尻尾の三点で体を支えています。
モルちゃんも尻尾は無いですが体の中に尻尾用の骨はありますでも尻尾は無いです不思議な体してますね...
意外と長生きします!
モルちゃんの寿命は約5~8年と意外と長生きです。
ギネス記録だと14年10か月半生きた記録がある程です。
ハムスターの寿命は約2~3年程とモルモットの半分くらいです。
ハムスターと同じ気持ちで飼い始めると3年たってもまだまだ元気!なのでちょっと驚かされるかもしれません。
人間に比べると短い一生ですが本人たちは一生懸命に生きています。
大事にして多少のいたずらには目を瞑ってあげてたっぷりと可愛がってあげて下さい。
余談ですが霊長類を除く哺乳類の多くの寿命は体重と比例しているそうです。
体重は倍以上あるのでハムスターとモルモットの寿命の差も納得ですね。
鳴いてアピールモルモット!
モルちゃんは鳴き声でコミュニケーションをとっているので何かして欲しかったりすると鳴いてアピールしてきます。
たまにサイレンのような大音量で鳴いたりするので始めてモルちゃんを飼育する人は驚いてしまうかも知れません。
対してハムスターはモルモットに比べると鳴き声を出す機会は少ないです。
ですが全く鳴かないという訳では無いです鳴くときゃ鳴きますでも滅多に鳴きません。
管理人は両方の種類を飼育していますがモルモットはもう鳴いてない時の方が少ないのでは?というくらい鳴きます。
何もしてなくても歩きながらプップップ撫でてあげるとプイプイプイプイ野菜をあげようとするとプ----イ!とにかくずっとププププ鳴いてます。大きな音(クシャミなど)嫌なことがあるとグルグル鳴いてます。
ハムスターはあまり鳴いている所を見かけませんが動物病院に連れて行ったとき獣医さんにつままれた時鳴いて威嚇してました。
ハムスターが鳴いているのはそれくらいしか見ていないです。
回し車は必要ない!
モルちゃんは運動が苦手です。
走る時も効果音を付けるとしたらドスドスドスやドドドドドドドといった感じの音が似あうような走り方をしています。
一方ハムスターはシュタタタタタタとすばしっこく走り回ります。
野生のハムスターはあの小さな体で一日10~20㎞も走り回ります。
回し車はこの運動量を確保するためにもハムスターにとって必要不可欠な物です。
一方のモルちゃんは運動がとても苦手で少しの段差でもオロオロしてしまう位運動音痴です。
そんな運動音痴のモルちゃんのケージに回し車を置いても怪我の元になるだけですので必要ありません。
指の数にも違いがある!
モルちゃんの指は前肢4本後肢3本ずつ指があります。
もれなく可愛くいつもつついて肉球をぷにぷにさせて貰っています早く走る為に指の数が減っていたのだとか...
なのに運動が苦手というよく分からない進化をしています。
ハムスターは前足4本後ろ足5本ずつ指があります。
後ろ足にしっかりと5本指があるのでバランスをとり2本足で立つことが出来ます。
モルモットもその気になれば立ち上がりますですが長くは持ちません出来ても2秒くらいが限界です立つというより前足だけジャンプしているといった方が近いかもしれませんでもキャベツに向かって立ち上がる姿はとても可愛いです‼
どうでもいいですがモルちゃんの後肢の肉球は大きくてプニプニするのに向いています。
(噛まれても責任は持てないのでプニプニする時は自己責任で!)
とにかく水が好き!
本当にそんなに飲んで大丈夫?という位の量を飲むのがモルちゃんです。
もうガバガバ飲みます「君は水筒かい?」と声を掛けてしまうほど飲みます。
ハムスターはそんなに水を飲みません。
食べ物から摂取する水分で足りていれば水を飲む事すらしません。
元々ハムスターは乾燥地帯に住んでいた動物なので小型のハムスターなら一日に5~10mlほどの水があれば生きていけます。
モルモットの飲水量の目安は10ml/体重100gなので体重1㎏の子ならば一日100mlの水を必要とします。
ハムスターとは比べ物にならない程の水を飲みます。
実際に飼育している人は「えっ!そんなもんじゃないもっと水減ってるよ」と思うでしょう。
モルちゃんは水を飲むのがヘタクソなので給水機から出た水の多くを残念ながらこぼしいるので多く減っているように見えます。
実際は減った量の1/3程の量を飲んでいるくらいだと思います。
ウンチ・おしっこの量
モルちゃんはえげつないほど大量のウンチをします。
部屋んぽが終わり部屋を見回すとポンッポンッポンッとうんちが落ちているはずです。
排泄物の量が多いという事はそれだけ掃除の重要性が増してきます。
必ず一日一回は掃除をするようにしてあげないとケージの中はウンチで足の踏み場もないほどになってしまいます。
(モルちゃんは特に気にせずウンチの上だろうがお構いなしにくつろいでいますが...)
ハムスターは体の大きさ相応の量のウンチをします。
ウンチの大きさもモルモットのそれと比べると可愛らしいサイズです。
トイレなんて覚えないよ!
モルちゃんの多くはトイレを覚えません。
したいときにしたい場所でする!を信条にしているのかケージの床には掃除をして10分もすればウンチが落ちています。
ですが一応ウンチ・おしっこスポットはあるようである程度はまとめてくれます。
ハムスターはちゃんとトイレを決めてその中で用足しをしてくれるのでとてもありがたいです。
モルちゃん達も見習ってほしいですね。
モルちゃん達の中にもまれにトイレを覚えてくれる子がいますが本当に稀ですまず期待しない方が良いでしょう。
食べる物も違うよ!
モルちゃんは完全草食動物です簡単に言えばベジタリアンです。
お肉や魚が食べたくとも植物以外の物は食べることが出来ません。
その分食べる量はとても多いです「そんなにいつもご飯食べてて大丈夫?」というくらい食べます。
暇があれば何か食べてますでもそうしないと魅惑のポテンポテンボディが保てないのでチモシーはドンドン食べてもらいましょう!
ハムスターは雑食で人間と同じでイロイロと食べることが出来ます。
ワームでもヒマワリの種でも色々食べることが出来ます。
とにかく違う生き物です!
モルモットはテンジクネズミ科でハムスターはキヌゲネズミ亜科根本からして違う生き物なんです!
簡単なイメージだけで飼育を始めると痛い目にあいます。
ですが一番ショックを受けるのは家族として迎えられたその子です。
新しく家族になるその子の為にも事前に良く調べて情報をよく見てからお迎えをしてあげて下さい。