モルモットは夜行性?【薄明薄暮性】

よる

モルモットは夜行性?

モルモットは、夜に活発に動く夜行性の動物!
というイメージがありますが本来は夜行性に近い薄明薄暮性です。
モルモットは、草食動物で尚且つ体も小さいので真昼間から元気にプイプイ草を食べていたら即捕食されます。逆に夜でも夜目が効く動物に喰われます。
そこで偉大なるモルモットの先祖たちは考えました「夜と昼の間日没直後と明け方直前に動けばいい!」という訳でモルモットは夜行性でも昼行性でもなく薄明薄暮性になりました。
まぁ本当の所は、その時間帯に活動していた個体が生き延びる確率が高く、上手い事繁殖出来たのでモルモット全体がそういった習性になったと思います。
夜行性でも昼行性でも無いので、しばらくの間生活を共にする事で飼い主の生活リズムに合わせて行動してくれるようになります。

ペットショップなどでは「夜に動く夜行性ですよ~」なんて説明をしている所が多々ありますが間違いです。
※実際にそういった説明をしている所を見た事がありますが、説明をしている真横で元気に草食って動いてました。

アンガイ・オキテル

別に夜だけ動いてるわけじゃないよ。
腹が減ったら昼間も草食うよ。

ツネニ・オキテル

飼い主の行動時間に合わせて生活リズムを変えるよ!

薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)とは?

薄明薄暮性とは、実際の所何なの?と思う方が多いと思います。
薄明薄暮性とは、明け方と夕方に活動し、夜間や日中に休むことです。
モルモット以外にもネコ・イヌ・ネズミ・一部のウサギなどは、この習性に該当します。
ネズミやウサギはモルモットと同じ理由(天敵の少ない時間に活動する)でこういった習性になり、逆にネコはこの時間にネズミが活発に行動しているから獲物の時間に合わせて行動するようになりました。

じゃあ薄明薄暮性だと、昼間と夜は完全に寝ていて動かないのかというとそうではなく少し動きます。
草を食べたり水を飲んだりしますが、活発な時間帯の動きと比べると明らかに「眠いんだろうな」という動き方で動きます。
ですが基本的には、ハウス内にいるかケージ内のお気に入りスポットで目をかっぴらいて寝ていると思います。

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モルモットが活発な時間

薄明薄暮性何て普段聞かない単語が出てきて「?」が頭に出てきて「結局動く時間は何時なの?」なると思います。
ですがモルモットが活発に動く時間帯は、その子の過ごす環境によって違います。
例えば夜勤が主で昼間は寝ている飼い主さんのお家だと、モルモットも飼い主さんに合わせて夜飼い主さんがいる時間帯に活発に動くようになります。
逆に一般的な家庭の場合でも、仕事から帰ってきて家にいる時間帯にモルモットも動き出すように生活リズムを飼い主さんに合わせるようになります。
こんな感じでその家の生活リズムに合わせて、多くのモルが昼行性寄りの薄明薄暮性になり、飼い主が行動する時間にモル達も動くようになっていきます。

.あえて活発に動く時間帯をあげるとしたら18~20時の間だと思います。
仕事や学校から帰ってきてモル達も「飼い主の登場だぜ!」となりご飯と掃除の催促をするために動き始めます。
夜勤の方の場合であっても「飼い主が起きてご飯をくれる時間だ!」と良く動くようになります。
ですのでモルモットが活発に動く時間は、18~20時と判断させてもらいました。
実際管理人宅のモル達も20時頃になると、部屋んぽの時間と分かるのかソワソワしているのか通常よりよく動くようになります。

自然界ではどうなの?

モルモットは、正確には野生に存在しませんが近い種は存在しています。
なのでその種の場合を書きます。因みにその種も想像通り非捕食者で食べられる側です。
ですので天敵が多く尚且つ見つかりやすい&熱い昼間は基本的に巣穴に隠れて、夕方や朝方に行動を始めます。
それなら日が昇る前や真っ暗になってから行動すればいいのでは?と思いますが住んでいる地域がアンデス地域なのでそうはいきません。
夜は夜でアンデス高地は、気温が下がるのでこれまた行動が制限される(動きが鈍る)ので夜行性の天敵に捕食されてしまうので巣穴で寝ています。
そういった理由も含め夜行性でもなく昼行性でもない薄明薄暮性が一番理にかなっているので、朝方と夕暮れに活動するようになりました。